OpenPNE(オープンピーネ)とは?できること、機能をわかりやすく解説します

情報化社会の今、情報の共有は社内に限らず、大学のサークルや趣味のコミュニティなど様々な場面で必須になってきます。そんなときはSNSの活用が便利です。多くの目的に応じて作成でき、30,000以上(公式サイト記載)のコミュニティに利用されているオープンソースSNSのOpenPNEについて、実際の画面のスクリーンショットを混じえながらわかりやすく説明します。

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OpenPNE(オープンピーネ)とは?

OpenPNE(オープンピーネ)とは、誰でも設置や運営ができるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のことです。豊富な機能を用いることにより、用途に合わせて自由にカスタマイズすることができます。

2004年に開発が開始された後、徐々にバージョンアップが行われています。2017年2月時点で安定版の最新バージョンは、OpenPNE 3.8です。

ソースコード(プログラムのデータ)は、OpenPNEプロジェクトの公式サイトで公開されています。そのため利用を計画している運営者は、自由にレンタルサーバーやVPSにインストールすることができます。

詳細な設定方法も、公式サイトに掲載されています。インストールが終了し、指定のログイン情報を入力すると、用途別に下記のような画面が表示されます。

■画面(1) 利用者用

利用者用画面

■画面(2) 管理者用

管理者用画面

OpenPNEでできること

ここでは1.基本的な機能、2.管理機能、3.カスタマイズ機能にわけてご紹介します。

基本的な機能

様々なシチュエーションに応じて快適に使えるよう、OpenPNEには多くの機能が用意されています。それでは、こちらの公式サイトより主なものを紹介します。

コミュニティ

共通の目的を持つ人が集まる場所として、コミュニティ機能があります。プライベート用でも仕事用でも「トピック」を作成すれば、その内容に沿った会話を開始できます。メールとも連動し、会話をより確実に届けることができます。

日記

プレビューモードによる編集機能があり、文字を入力しやすくなっています。公開設定で非公開にすることにより、誰とも共有せずに、自分専用の日記にすることもできます。

メッセージ

OpenPNEでは、Webメールのような使い方も用意されています。これは参加者メンバーと、個人的なメッセージを送受信するときに使用します。

小窓機能

コミュニティや日記内に、YouTubeの動画やAmazonの商品情報を簡単に表示する機能です。これにより、より効果的にメッセージを参加者メンバーに伝えることができます。

管理的な機能

参加者メンバー側に対する機能だけでなく、管理者側への機能も充実しています。デフォルトの設定でも利用できますが、利用状況や要望に応じて、かなり細かく設定を変更することが可能です。

メンバー管理

メンバーリスト メンバーの一覧リストの表示と検索、パスワード再発行
招待メール送信 一度に複数送信可、送信履歴も残る
ブラックリスト管理 悪質なメンバーの強制退会やログイン停止のほか、携帯電話個体識別番号をブラックリストに登録

SNS設定

項目 内容
一般的な設定 SNS名更新、携帯版使用の可否、フレンドリンク(ユーザ間でフレンドになる機能)使用の可否、複雑な認証方式の可否
外部ログインページ設定 ログアウトした場合やログインに失敗した場合に移動するURLの指定
認証関連設定 登録の可否を何(PCまたは携帯)で許可するか
サイトポリシー関連設定 利用規約とプライバシーポリシーに記載する内容を登録
キャッシュの削除 サイトに何か異常がある場合にクリックするボタンで、問題が解決する場合もあり

デザイン

画面レイアウト設定 ホーム、プロフィールおよびログインの各画面を、3つのレイアウト(A・B・C)から選択
ガジェット設定 ガジェットとは、あらかじめ用意された部品で、16のページや領域への配置や設定
HTML 挿入 ヘッダーやフッター、サイドバナーなどにHTMLタグを使いコンテンツを挿入
バナー設定 バナーをページのトップとサイドの2か所に設置可
カスタムCSS設定 標準設定のCSSに上書きし、デザインの変更可
携帯版配色設定 スマホ向けなどの携帯版の一部の配色を変更

画像・書き込み管理

アップロード画像リスト 日記やコミュニティ等でアップロードされた画像を管理し、削除も可
画像アップロード OpenPNEの管理画面上から、Webサーバーに画像をアップロードし、その後に記事からリンク可
CSVファイルダウンロード メンバーを指定し、CSVファイル形式でダウンロード
日記リスト 投稿された日記を確認し、検索や削除も可
日記コメントリスト 投稿された日記につけられたコメントを確認し、検索や削除も可

その他

以下のメニューが用意されています。

コミュニティ管理 コミュニティリスト、コミュニティカテゴリ設定、初期コミュニティ設定
メール通知送信設定 PC向けと携帯向けに分けて設定可
ナビゲーション設定 スマートフォン版ナビ設定、携帯版ナビ設定、管理画面ナビ設定
プロフィール項目設定 必要に応じて、SNSに登録するプロフィール項目を細かく変更可
プラグイン設定 (別項をご参照ください)
上級者向け設定 上級者向け設定、携帯関連設定、API キーの設定、リッチテキストエリア設定
管理画面設定 アカウント管理、パスワード変更、言語変更

カスタマイズ機能

公式サイトに掲載されている機能の場合

運営者の要望に合うように、以下のような機能を管理画面などでカスタマイズすることができます。詳しくは、公式サイト内「OpenPNEカスタマイズ」ページをご参照ください。マニュアルも掲載されています。

  • デザイン
  • Skype ボタンの設置
  • あしあと帳作成ボタンの表示
  • PV集計(Google Analyticsで発行されたタグをOpenPNEの管理画面に設定)
  • 広告管理
  • その他

オリジナル機能の場合

上記で対応ができない場合は、オリジナル機能の開発を、OpenPNE開発元の手嶋屋に依頼する方法があります。依頼者がすでに利用している、別の会員制のシステムからの移行プランも用意されています。詳しくは、公式サイト内「OpenPNEカスタマイズプラン」をご覧ください。

プラグイン

OpenPNEのプラグインとは、その機能を拡張する以下のような単位のことです。インストールは、所定のコマンドを実行して行います。

目的 名称 機能
招待モード選択 opAuthMailAddressPlugin 「招待なしでの登録を許可する」か「SNS参加者に招待を許可する」を選択
日記 opAlbumPlugin 写真を貼る
あしあと opAshiatoPlugin 簡易的なアクセス数の把握
メッセージ(1) opIdCallPlugin @+ID を含めると、IDで指定した人の登録メールアドレス宛に、メッセージが届く
メッセージ(2) opMessagePlugin 1対1でプライベートなメッセージのやりとり
メールタスクの機能限定・高速版 opLiteMailTaskPlugin デイリーメール・誕生日お知らせなど
掲示板 opCommunityTopicPlugin 画像の利用も可
ブログのRSSを自動で読み込み opBlogPlugin 外部ブログ機能を提供
かんたんログイン opAuthMobileUIDPlugin 携帯の個別識別番号でログイン可
カレンダー opCalendarPlugin 予定やイベントを表示
ランキング表示 opRankingPlugin 人気コミュニティやメンバーを表示
MediaWikiへのリンク opWikifyPlugin MediaWikiへの簡単なリンク
お問い合わせフォーム opInquiryLEPlugin 機能制限版

一番上の項目「招待モード選択」により、SNSの運営上、非常に重要な以下の選択を行うことができます。

  • 誰でも自由に参加できるようにするオープン化
  • 内部からの招待が必要になるクローズド化

おすすめの利用シーン

それでは次に、オープンSNSとクローズドSNSのそれぞれの場合にわけて、事例を紹介します。どちらも、OpenPNEの利点を活かした活用例ばかりです。詳細は、公式サイトの該当ページ「導入事例」をご覧ください。

オープンSNSの場合

無料でも十分な機能とカスタマイズの自由度がある (株式会社NHK出版)

園芸を趣味にしている方が、気軽に情報を発信し交換しあえる場を提供しています。また「mixi慣れしている人にも使いやすい」画面であることも、選択理由です。日記機能でバーチャルなオープンガーデンや、出版テキストとの連動企画も進めています。

より安全に利用できる環境を低予算で利用する (東京経済大学葵友会)

交流の活性化と、在校生との連携強化を目的として独自開発を行っています。書き込みは会員限定ですが、一部のコンテンツは会員外でも閲覧可能にしています。葵友会と東京経済大学の活動を、広く一般に広める働きをしています。イベントにアンケート機能を追加して、日程や会場の調整などにこのシステムを役立てています。

クローズドSNSの場合

社内SNSなどビジネスシーンで情報を共有する (株式会社アイ・エンター)

オープンソースのため無料で使え、カスタマイズ性も高いことが選択理由です。コミュニティ機能を利用して、社員で「楽しいことの共有」をして、コミュニケーションを促すことができています。

限られた人たちだけが利用できるもの (札幌学院大学)

コミュニティ機能により、大学生活に関する様々な情報交換を行っています。新入生に対して、不安を解消することも目的です。また、「キャンパスライフ」や「ひとり暮らし準備編」のコミュニティも用意して、先輩学生が応えています。

ゲームのユーザと運営者が双方向に繋がる (ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社)

18万人以上のユーザに、相互のコミュニケーションや、ゲームデータの閲覧、キャンペーンやイベント情報の共有などを行っています。運営者の日記も公開し、親しみやすさを出しています。

OpenPNEのインストール(バージョン3.8)

まず、インストール前にサーバーの動作環境を確認する必要があります。詳細はこちらの「OpenPNE3.8 セットアップ手順」に記載がありますが、WebサーバーとOpenPNE本体が必要になります。

Webサーバー

以下の3点を満たす必要があります。

  1. Apacheのインストール(mod_rewrite使用)
  2. PHPのインストール(OpenPNE3では5.2.11以降、OpenPNE2では4.3.3以降)と拡張モジュール(詳細は「OpenPNE3.8 セットアップ手順」参照)
  3. MySQL4.1以上のインストール(5.1 以降を推奨)

OpenPNE本体のダウンロード

使用したいバージョンを選んでダウンロードしてください。
OpenPNE3

OpenPNE3


OpenPNE2

OpenPNE2

無料レンタルですぐに試す

公式サイトの PNE.JP サービスを申し込むと、無料ですぐに基本機能を利用できるクラウドサービスが用意されています。サーバーへのインストールと設定が不要で、手軽に検証を開始することができます。

まとめ

OpenPNEは、比較的容易に導入が可能です。ぜひ活用事例を参考に、独自のSNSサービスを検討し、開始されてみてはいかがでしょうか。

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