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【わかりやすい】リダイレクトの種類と設定のポイントを解説!

公開
更新 2021/09/01

リダイレクト(転送)には良いものと悪いものがあります。どちらもWebサイトの運営者が設定した結果で、違いは正しく設定されたかどうかです。こちらの記事ではリダイレクトの目的や用途のほか、正しく設定するポイントをまとめています。SEO対策の手段としても重要です。間違いのないよう入念に設定していきましょう。

リダイレクトとは

ふだんWebサイトを閲覧する際、ブラウザで指定したURLの内容がそのまま表示されます。ところがWebサイトの運営者に何らかの事情があり、指定したURLはそのままで、別のページに誘導したい場合があります。その場合はリダイレクト(転送)の仕組みを利用します。

悪い言い方をすれば、勝手にページが飛びます。そのため利用者にとって不利益にならないよう、用途を絞り正しく設定することが肝心です。

リダイレクトをする理由

Webサイトの運営者がWebサイトをリニューアルする際、ページ構成を見直しURLを変更する場合があります。

【理由1】利用者が変更前のURLでアクセスした場合に、変更後のURLで自動的にページを表示したい
【理由2】 URLの変更により、検索エンジンへの影響を最小限に抑えたい(変更前の評価をそのまま引き継ぎたい)

リダイレクトの2大目的

この章ではWebサイトのリニューアルに絞りまとめています。

Webサイトの利用者が困らないようにする

リダイレクト設定により以下のように解消されます。

事例リダイレクト設定をする場合リダイレクト設定をしない場合
既存のページを削除し、代わりに新しいページを作成新しいページでサービスの利用が継続できる(利用者の時間を奪わない)従来のURLでページを開こうとしても開けない(利用者の時間が無駄になる)
Webサイト全体のリニューアル作業に集中する場合(その間はサービスが停止する)リニューアル作業中の告知があれば、利用者は状況が把握でき再開まで待つことができるリニューアル作業を知らない利用者がアクセスした場合、何もわからず困る(競合サイトへ乗り換えを検討する可能性あり)
Webサイトのドメインを変更するドメインが変わっても、同一のサービスを継続して利用できるドメインの変更を知らない利用者がアクセスした場合、ページが開かない(競合サイトへ乗り換えを検討する可能性あり)
WebサイトをSSL化したので、利用者に安全性を訴求したい(無料SSL「Let’s Encrypt」でも仕組みは同一)たとえURLをhttp://~でアクセスする場合でも、https://~の状態でページが利用できるので、訴求できるURLをhttp://~でもアクセスできるため、安全性を訴求できない

SEOの評価を維持する

運営中のWebサイトで人気ページのURLを変更する場合、適切な設定により検索エンジンからの評価を引き継ぐことができます。何ものにも代え難い、リダイレクトの魅力ですね。

もともと検索エンジンからの評価には時間がかかります。そのためURLを変更する際、検索エンジンに対して適切に手続きをしないと、同じように評価されるまで待たなければなりません。

事業の拡大などで複数のドメインを利用し、サイト全体のページ構成を見直しする場合でも、人気ページのURLを安心して変更できるようになりました。

リダイレクトの種類と設定手段

ここからは、リダイレクトの設定をする際に理解すべきポイントを説明します。

大きく分けて2種類ある

おもに「301リダイレクト」と「302リダイレクト」があります。違いは、リダイレクトが有効な期間と用途です。301は「ずっと」、302は「とりあえず」で、だいたい用途が決まっています。

301や302の数字について

これらはたまたま付けられた数字ではなく、インターネットを成立させる大きな規則で決められています。利用しているWebブラウザからWebサーバーにアクセスすると、Webサーバーから返事(コード)が返ってきます。返事にはルールで決められた数字が使われています。これでリダイレクトが正しくできたか、またはエラーがありできなかったかなどがわかります。300番台の数字は、リダイレクトに関するコードが割り当てられています。なお規則の名称は「HTTP response status codes」(RFC 7231)です。

リダイレクトを実施する期間と用途

おおまかに以下のように整理できると考えます。

301302
リダイレクトが有効な期間恒久的(ずっと)一時的(とりあえずで、あとで戻すことを想定)
主な用途・既存のページのURL変更
・Webサイト全体のリニューアル
・ドメインの追加や変更
・SSL設定(http://~でアクセスしてもhttps://~の状態に変える)
・どのURLからでも指定のページを表示(Webサイトの更新中に「作業中」を告知するための専用ページの表示)
・スマートフォン専用ページへの転送
検索エンジンの検索結果に表示されるURL転送「後」のURL転送「前」のURL

主な設定手段

リダイレクトの設定方法は複数あります。こちらでは代表的な手段を説明します。

設定用のファイルを利用する場合(一般的)

多くの場合「.htaccess」ファイルに指示内容を書き込みします。Webサイトの運営に必要な各種設定が可能です。書き方を間違えるとWebサイトが正常に動作しない場合もあるため、ルール通り正確に書きましょう。「.htaccess」でリダイレクトするため必要な記述方法は、以下のページを参考にされてみてはいかがでしょうか。

【参考ページ】
.htaccess の利用(カゴヤ・ジャパン公式マニュアル)
https://support.kagoya.jp/kir/manual/cgi/htaccess_example.html
【基本】.htaccessとは?何ができるの?書き方は?(カゴヤのサーバー研究室)
https://www.kagoya.jp/howto/rentalserver/htaccess/

WordPressの場合

「.htaccess」ファイルでも指定できます。WordPressの場合、専用プラグインを導入することでより簡単でより正確に実現できます。「Redirection」(全般)、「Really Simple SSL」(http://~ → https://~の転送に限定)などのプラグインが公開されています。

【参考ページ】
WordPress専用サーバで常時SSL化(http://でアクセス来たらhttps://に強制リダイレクト)したい
https://support.kagoya.jp/kir/faq/index.php?action=artikel&cat=18&id=407&artlang=ja

リダイレクトは正しく設定しよう!

「悪い」リダイレクトが発生する原因には、以下の2種類あると考えます。

  1. Webサイトの管理者が設定を間違えた
  2. 悪意のある第三者がサーバーに侵入し正常な設定を変えた

概要と防ぐ方法は以下の通りです。

リダイレクトの設定を間違えた場合

発生する現象

  • 設定したはずのリダイレクトがされていない
  • Webサイトが表示されなくなる(転送が繰り返される「リダイレクトループ」の発生など)

対処方法

  • 【Webサイト管理者】 設定内容の見直し(再度入念に確認する)
  • 【Webサイト管理者】 内容の重複した箇所の見直し(「リダイレクトループ」の場合)
  • 【Webサイト利用者】 ブラウザのキャッシュやCookieの削除

悪意のある第三者がサーバーに侵入し正常な設定を変えた場合

発生する現象

Webサイトを公開しているサーバーが侵入され、「.htaccess」ファイルなどが書き換えられた結果、以下が発生している可能性があります。

(a)利用中のWebサイトとは異なるドメイン名のWebサイトになぜかリダイレクトされる
(b)リダイレクトされたページが、詐欺や重要情報(機密情報や個人情報)の盗み出すことを目的としている
(c)リダイレクトされたページの閲覧やボタンをクリックなどにより、マルウエアなどに感染する

対処方法

  • 【Webサイト管理者】 基本的なセキュリティ対策を実施と継続する(レンタルサーバー会社が提供するオプションサービスを利用する)
  • 【Webサイト利用者】 怪しいページが突然開いたら絶対に開かない(甘い言葉は罠の可能性があるので、だまされない)

まとめ

リダイレクト(転送)にはさまざまな分類があるため、概要の理解と正確な設定を済ませ活用しましょう。SEO対策手段にもなります。悪いリダイレクトが発生している場合は、発生原因をよく確認し、落ち着いて対応することが何より重要です。