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【VMware 再入門】 VMware とは? どういうときに便利?

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VMwareはサーバーやネットワークと並ぶような基本用語として、IT運用者・管理者等に認識されています。VMwareはとても奥深く、その知識や技術の習得は簡単ではありません。

とはいえ、改めて勉強し直すために専門書を購入するのは迷うところです。ここではVMwareを初めて学ぶ方だけでなく、以前使っていた方でも参考になるようにVMwareの基本的な概要について簡単におさらいしています。

1:VMwareとは?

VMwareとは、サーバーの仮想化を実現するのに必要な仮想化ソフトウェアのブランド名、もしくはその販売元の企業のことです。そのためVMwareとは何か知るためには、「サーバーの仮想化」とは何かを把握しておく必要があります。

そもそもサーバーの仮想化とは?

サーバーの仮想化とは専用のソフトウェアを使い、1台の物理サーバー上で複数の仮想的なサーバーを構築して利用することです。物理サーバーのCPUやディスク容量といったリソースを仮想サーバー間で共有し、必要に応じて割り当てを動的に変更することもできます。このようにサーバーを仮想化することによって、リソースを有効的に活用することが可能です。

また新しいサーバーが必要なときも、仮想サーバーなら速やかに用意できます。物理サーバーを追加するときのように、必ずしも新しいサーバー機を購入する必要はありません。

昨今、流行している「クラウドサービス」についても、サーバー仮想化の技術がないと成立しません。サーバーの仮想化はコスト削減やビジネススピードの向上等、多くのメリットをもたらします。社内サーバーの仮想化を選ぶ企業も増えており、身に着けておきたい技術と言えます。

VMwareの主な特徴

VMwareが手掛ける仮想化ソフトウェアは、日本を含め世界的に圧倒的なシェアを誇っています。VMwareが支持される大きな理由の1つが、WindowsやLinuxをはじめとした数多くのゲストOS(※)や、ハードウェア、ソフトウェアに対応している点です。

そのためVMwareを利用すれば、既存システムの仮想化を比較的簡単に実現できます。その他、動作が軽量であったりインターフェースが直観的だったりする点も、数多くの企業に採用されている理由です。

※ゲストOS:仮想サーバー上で動作させるOSのこと

2:VMwareの主な機能

VMware製品は数多くの機能を備えています。ここでは、VMware製品のなかでも、企業基盤向けによく利用される「VMware vSphere」の特筆すべき機能を紹介します。

VMware vSphere vMotion

仮想サーバーを停止させずに、別の物理サーバーへ移動させる機能です。この機能によって、サーバーのメンテナンスをダウンタイムなしで実施することができます。

VMware HA

仮想サーバーを運用する物理サーバー上で障害が発生した場合に、別の物理サーバー上でその仮想サーバーを再起動させる機能です。これによってサーバー障害時に、ダウンタイムを最小限におさえることができます。VMware HAは少ないコストで、高い可用性を実現したいときにも役立ちます。

VMware DRS

特定の仮想サーバーの負荷が高まった際に、リソースに余裕がある別の物理サーバーへ自動的に移動させる機能です。これによって、全体の負荷バランスを平準化しパフォーマンスを維持することができます。

VMware Storage vMotion

仮想サーバーを停止させることになく、仮想サーバーのディスクを他ストレージへ移動させる機能です。vSphere vMotionと似ていますが、vSphere vMotionでは共有ストレージを停止すると仮想サーバーも停止してしまいます。しかしVMware Storage vMotionを利用すれば、仮想サーバーを稼働させたまま共有ストレージを停止することが可能です。

3:VMwareの代表的な製品の例

VMwareブランドでは、数多くの種類の仮想化ソフトウェアを展開しています。ここではその中でも、用途別によく利用される製品を紹介します。

企業の仮想プラットフォーム構築用

企業が仮想プラットフォーム構築用によく利用する製品として、VMware vSphereや VMware Cloud Foundation等があげられます。VMware vSphereはVMwareの数ある製品のなかでも代表的なソフトウェアのパッケージ製品です。サーバー仮想化を実現するハイパーバイザー「vSphere ESXi」や、遠隔から仮想化ソフト・仮想サーバー等を操作・管理するための「VMware vCenter Server」等が含まれています。

一方のVMware Cloud Foundationは、ハイブリットクラウド※を構築・運用するのに使われるソフトウェアプラットフォームです。前述のVMware vSphereをはじめ、ストレージ仮想化(VMware vSAN)・ネットワーク仮想化(VMware NSX DC)、クラウド管理・監視(VMware vRealize Suite)を実現する各種ソリューションが含まれています。

※インターネット経由で利用するオープンな「パブリッククラウド」と、企業内で利用するクローズドな「プライベートクラウド」を組み合わせて運用する方法

先進テクノロジー企業の環境構築用

先進テクノロジー企業が自社の環境構築用によく利用する製品として、VMware BlockchainやPulse IoT Center等があげられます。VMware Blockchainは、スケーラビリティやセキュリティに優れたブロックチェーンです。一方、VMware Pulse IoT Centerは企業がIoTインフラやその周辺の様々な”モノ”を一元管理するためのソリューションです。

仮想環境の管理用

サーバーの仮想環境の管理用に使われる製品には、vRealize SuiteやvCenter Converter等があります。VMware vRealize Suiteは構成の複雑なハイブリット環境を統合的に監視・管理・自動化するためのプラットフォームです。一方、vCenter Converterとは、WindowsやLinux等の様々な環境の物理PCを仮想PCへ変換するソフトウェアです。

個人での仮想環境構築用

個人が仮想環境を構築する際に使われる製品としては、VMware Workstation Playerがあります。VMware Workstation Playerは、Windows等のOS上に仮想PCを作成し別のOSを動作させることができる無償の仮想化ソフトウェアです。VMware Workstation Playerを利用することによって、個人のPC上で比較的簡単に仮想環境を構築・試用することができます。

4:VMwareを便利に利用できるシーン

それでは実際にどんなときに、VMwareを利用するとよいのでしょうか。以下、主な例を紹介します。

環境を問わずにノウハウを継続的に利用し続けたいとき

VMware製品は様々な環境に対応しており、シェア率が非常に高いです。そのため将来的にオンプレミスの環境のクラウド化を検討している場合にも、VMwareを利用すると便利です。既存環境をVMwareで構築することによって、クラウド化以降も継続的にノウハウを利用できるためです。

異なる環境の仮想サーバーを1つの仮想化技術で一元管理したいとき

BCP対策等で、サーバーを別々の場所(例:大阪と東京それぞれのデータセンター)に分散して配置しているようなケースも多いでしょう。仮にそれぞれの場所でサーバー環境が異なっていたとしても、VMwareを利用すれば、一元的な管理が可能となります。

まとめ

VMwareは世界的に圧倒的なシェアを誇るサーバー仮想化ソフトウェアのブランド名(もしくは販売元の企業)です。様々な環境に対応しており、一度習得したノウハウを継続的に利用することができます。また異なる環境の仮想サーバーを一元的に管理したいときにも適しています。

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