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GUIでラクラク管理!試せばわかるコンテナサービスの魅力(Software Design 2021年10月号掲載)

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この記事は Software Design 2021年10月号 に掲載された取材記事です。

手厚いサポートと幅広いサービス展開で業界をリードする老舗レンタルサーバー企業のカゴヤ・ジャパンでは、海外におけるトレンドの主流であるコンテナサービスを提供している。しかし、日本ではまだまだコンテナサービスの普及が進んでいない現状がある。そこで今回は、コンテナサービスのメリットについて、開発グループサービス開発チームの住田智氏(写真)にお話を伺った。

トレンドのコンテナサービスを国内でいち早く提供

―― 海外ではコンテナを用いた仮想基盤が主流になっていますが、日本では今ひとつ普及が進んでいません。カゴヤ・ジャパンでは、いつ頃からサービスを提供しているのでしょうか?
カゴヤ・ジャパン 開発グループ サービス開発チーム 住田智氏

コンテナサービスを企画したのは2018年頃です。その当時、開発サイクルの向上や高速化のために、海外ではコンテナサービス技術の導入が急速に進んでいましたが、日本ではまだまだという状況でした。コンテナオーケストレーションツールとしてはKubernetesが主流になっていたので、弊社でもこれを推進したかったのですが、構築や運用が大変という問題がありました。

そこで導入したのがRancher という管理プラットフォームです。これによって、お客様がGUIで簡単にKubernetesを扱えるようになり、2019年9月、国内でいち早くコンテナサービスの提供を開始しました。

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コンテナによる開発効率の向上と本番環境へのすばやい反映

――自社システムでもコンテナサービスを活用していると伺いました。具体的な事例を教えていただけますか?

一例を挙げると、弊社ではサポート業務の負荷を軽減するためにサポートチャットボットを導入していますが、そこでコンテナを利用しています。サポートチャットボットでは、お客様の声を即時にシステムに反映させる必要があります。これを実現するには、簡単に入れ替えが可能なコンテナサービスが不可欠でした。

図1 Chatbot の開発・運用環境

このチャットボットでは、Webchat やPostgreSQL、BotやCMS、管理ツールといったひとつひとつの機能をマイクロサービス化して、それらを明確に分離して開発を行っています(図1)。これにより、機能の追加が容易になるだけでなく、それぞれの機能に適した開発基盤を導入できます。

また、GitOps を使用したCI/CD 環境によって、開発効率がよくなり、開発スピードも向上できました。環境としては、開発用のクラスタと本番用のクラスタを用意して、それらを個別に管理しています。開発クラスタのCI/CD環境で作成したコンテナイメージを、本番環境にシームレスに反映できるようにしています。

GitOps を使用した CI/CD 環境

Kubernetesクラスターの管理には、先ほども触れたRancherを利用しており、複数のクラスターをGUIで視覚的に一元管理しています。これによって、Kubernetesの運用も効率化できました。

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――カゴヤ・ジャパンのコンテナサービスの特徴は何でしょうか?

コンテナサービスの管理対象を弊社内に限定しておらず、ご要望に合わせてマルチクラウドとしてご利用いただけます。たとえば、管理プラットフォームとしてRancherを使用したいが、AWS にも管理したいインスタンスがあるときは、マルチクラウドとして一緒に管理することもできます。

他のサービスとの比較という点では、弊社のVPS環境にRancherを乗せてKubernetesを使うことができます。通常のKubernetes はコマンド操作が必要ですが、RancherはGUIであるため圧倒的に手軽に利用できます(図2)。また、VPSサービスではDocker のテンプレートも各種ご用意しています。まずはDockerコンテナでの開発に慣れ親しんでもらい、サービスリリース時などにより高度な活用法にステップアップしていただくことも可能です。

図2 Rancher のカタログ機能

コンテナサービスの1ヵ月無料トライアル

――コンテナサービスの導入を迷っている方に対してメッセージをお願いします。

カゴヤ・ジャパンでは自社システムの開発・運用にもコンテナサービスを活用しており、社内で蓄積した技術や知見をお客様にフィードバックできる体制があるので、サポートも含めて安心してコンテナサービスをご利用いただけます。
現在コンテナサービスを1ヵ月ご利用いただける無料トライアルを実施中です。コンテナ技術に興味はあるが技術面に不安があるというお客様は、ぜひこの機会に試していただければと思います。

Kubernetes + Rancher が構築済!コンテナサービス|KAGOYA CLOUD|クラウドとレンタルサーバーのカゴヤ・ジャパン

カゴヤのコンテナサービスは、Dockerコンテナをより簡単に管理・運用できるコンテナ仮想基盤。「Docker」+「Kubernetes」環境を「Rancher」により手軽に運用できます。

――本日はありがとうございました。