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ホームページの維持費について。維持に必要な費用やサイト例も紹介

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ホームページの維持費について

法人・個人問わず、ホームページの作成を検討されている場合は、作成に必要な費用だけではなくその維持費にどれくらいの費用が必要になるのかも把握しておく必要があります。

折角ホームページを作成したにも関わらず想定以上の維持費がかかってしまうと、それが年間で大きな損失になってしまうケースもあります。

そこでこの記事では、ホームページの維持費について必要な費用や実例などもご紹介いたします。

ホームページ維持費に含まれる項目

まずは、ホームページの維持にかかる費用にはどのようなものがあるのか、各項目ごとにご紹介します。

維持費の項目
必須の維持費・サーバーレンタル代
・ドメイン代
・SSL証明書代
状況次第で
必要になる維持費
・保守管理費用
・広告費
・コンサル費
・ツール代
・外注費

サーバーレンタル代

既にホームページを作成している、もしくは作成段階にある方であればご存じかと思いますが、ホームページの作成や維持にはサーバーの存在は不可欠です。

そして、このサーバーは基本的にはレンタルで利用することになりますので、月額や12ヶ月一括払いなど継続的に費用が必要になります。

ただし、全体数としては少ないですが、自社でサーバーを購入する場合はレンタル代は不要となります。

費用感に関しては、どの位のスペックのサーバーをレンタルするかによって左右されますので、KAGOYAのレンタルサーバーの料金を参考にご覧ください。

ドメイン代

サーバー同様、ホームページ作成時から必要な存在であるドメインにも維持費が必要になります。

ドメインは1年に1回契約の更新が必要になり、その際に費用が発生します。

ドメインの維持費についてもドメインの種類によって変動します。

SSL証明書代

ホームページURLのSSL化(https表記)にするにはSSL証明書の取得が必要になりますが、このSSL証明書も買切型ではなく更新型となりますので、ホームページの維持費に計上されます。

SSL証明書に関しては、1年更新だったり複数年契約することができるプランがあり、更にどこまで厳格な証明書を取得するかによっても大きく価格が変動します。

料金一覧|SSLサーバー証明書| クラウドとレンタルサーバーの KAGOYA

SSLサーバー証明書の料金プランに関するページです。

ちなみに、SSL証明書は無料で利用できるLet’s Encryptであれば、初回だけではなくその後の継続利用も無料で利用できるようになります。

保守管理費用

ホームページを運用していく中でバグへの対応だったり、日々進化していくセキュリティ対策に対応していく必要があります。

これらは管理者にセキュリティに関して高い水準の知識があれば無料で対応することも可能ですが、ホームページの脆弱性の診断などを行う場合はその都度費用がかかります。

また、ホームページに使用するサーバーによってはセキュリティ関連のオプションで利用できることもあるため、こういったサービスを利用する場合は維持費として必要になります。

広告費

恒常的に広告でホームページを宣伝する場合は、その費用も維持費に含める場合があります。

ただし、広告用のLPを用いたりキャンペーンの周知等マーケティング施策として広告を出稿する場合は、当然ホームページの維持費ではなく広告費として扱われます。

この辺りは会社によって扱いが異なりますが、比率としては「ホームページの維持費」ではなく「広告費」として扱われる方が多いです。

広告の種類

広告は以下のように様々な種類の広告があります。

  • リスティング広告:検索エンジンで検索した際に検索結果の上位に表示される広告枠
  • ディスプレイ広告:Googleアドセンスを設置しているサイトに画像で表示される広告
  • SNS広告:Twitterやfacebook、インスタグラムなどにプロモーションとして表示させる広告
  • etc

上記の広告の中でも、「ホームページの維持費」に含めることができるのはリスティング広告が一般的で、その他の種類の広告の場合は明確なマーケティング戦略があることがほとんどですので、広告費として扱うことになります。

コンサル費用

ホームページの方向性や改善点などの洗い出し、施策などを自社ではなくコンサル(コンサルティング)を利用する場合、そのコンサル費用もホームページの維持費に含まれることがあります。

コンサル費用は、初めに支払いを行った後は使い放題というサービスではなく、基本的には月額制だったり年額制が採用されているサービスです。

そのため、コンサルサービスを利用している限りは継続的に費用が生じるものとなります。

ツール代

ホームページに使用するツールの中には、継続的に利用するために月額や年額の契約が必要になるツールも存在します。

こういったツールを使用する場合には、ホームページを構成する要素の一つでもあるため、ホームページの維持費として扱うことになります。具体例で言えば、ホームページ内に使用するフォントを月額制のもので構成していたり、ショッピング機能を追加ができる月額制のツールなどがこれに該当します。

もちろんツールはツールでも、買切り型のツールの場合は費用がかかるのは購入時の1回のみですので、「維持費」には該当しません。

外注費

ホームページの外注と聞くと、ホームページ作成依頼をイメージされる方も多いかと思いますが、ホームページの運用周りを外注できる委託サービスも存在します。

例えば、ホームページを外注で作成してもらったが、社内で更新できる社員がいない場合にホームページに記載のコンテンツを編集したり、新サービスなどがリリースされるタイミングで新しいページを作成してもらうといった作業を外部の委託会社に依頼することも可能です。

この場合の費用は、依頼のたびに費用が発生するタイプや月額・年額で契約できるタイプなど様々ですが、いずれもホームページの維持費に分類することができます。

維持費はホームページの種類や運用方法で変動する

前述でも少し触れていますが、ホームページの維持にかかる費用はどんなホームページでも同じというわけではありません。

ホームページの種類や規模、運用方法など様々な要因によって変動します。

ホームページの規模による違い

ホームページの規模が大きければ、それだけアクセスも多くなることが見込まれるためサーバーのスペックも高いものを使用する必要があります。

高スペックのサーバーとなると、当然サーバーレンタル費用、すなわち維持費が高くなります。

「維持費が高くなる」という部分だけに注目するとマイナス要因に見えるかも知れませんが、ホームページが収益化に繋がる仕組みのある大規模サイトであれば、サーバーレンタル費用が高くなる代わりにそこから生まれる利益も高くなり、合計はプラスになることがほとんどです。

※ホームページの収益化を進めず、単にアクセス数だけを増やした場合はマイナスになります。

取り入れる外部サービスの量で決まる

ホームページの作成や運用など全て自社で行う場合は、ホームページの維持に必要な最低限のもの(サーバー、ドメイン、SSL証明書)のみで済み、維持費としても大きな負担になることはありません。

しかし、そこにコンサルや外注、外部ツールなどを取り入れれば維持費は高くなり、取り入れる量を増やせばそれに比例して維持費もどんどん高くなります。

特にECサイトや複雑な構成のサービスサイトの場合はこれらの導入が必要なケースが多いので、自然とホームページの維持費も大きくなります。

社内に対応できる担当者がいるかどうか

社内にホームページ関連の業務をこなせる人材がいるかどうかも、維持費に大きく関わる要因です。

維持にかかる費用項目でご紹介の通り、社内にホームページを触れる人材がいない場合はコンテンツの更新やページ追加には必ず委託サービスを利用しなければいけない状況になります。

内製でホームページ運用ができるようにするための教育と並行して依頼する場合は将来的にそこにかかる維持費を減らせますが、そうでない場合は外注利用という状況から脱却することができませんので、継続して割高な費用が発生し続けることになります。

ホームページにかかる維持費例を紹介

それでは実際、どのようなホームページであればどれ位の維持費になるのか、様々なパターンで例をご紹介します。

なお、紹介する維持費の例はKAGOYAサービスの費用を元に算出しております。

コーポレートサイトの場合

ページ数5ページ前後の簡単なコーポレートサイトで、そこへの集客を目的としていないホームページであれば維持費は必要最低限のもので済ますことができます。

この場合には維持費として以下の項目が必要となります。

  • サーバーレンタル代:5,280円/年
  • ドメイン代:5,500円/年
  • SSL証明書代:0~50,000円/年

年間の維持費:10,000~60,000円/年

このホームページの場合、サーバーのスペックは最低限のもので運用可能ですので、WordPress専用サーバー440円/月を利用しています。

※ドメインを利用したメールアドレスが必要な場合は別途メールプラン(550円/月)が必要になります。

ドメインも特殊なものではなく、法人利用に最適な.co.jpで算出しています。

そして最も振れ幅の多いSSL証明書ですが、無料SSLを利用する場合は維持費としては0円になりますが、しっかりと法人であることを証明されたい場合はEV証明書などを利用する必要があります。

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SSLサーバー証明書の料金プランに関するページです。

個人サイトの場合

個人サイトの維持費の場合は、SSL証明書には無料のLet’s Encryptを利用することになりますので、維持費も比較的安価に抑えることが可能です。

ただし、ホームページを開設する数によって利用するサーバーの種類が変動するため、人によって若干の開きはあります。

この場合には維持費として以下の項目が必要となります。

    • サーバーレンタル代:5,280~22,000円/年
    • ドメイン代:5,500円/年
    • SSL証明書代:0円/年

    年間の維持費:10,000~27,000円/年

個人で開設するホームページがブログサイト1つのみであればWordPress専用サーバー(440円/月)で利用できますが、複数のホームページを開設する場合は複数のドメインを利用できる共用サーバー(1760円/月)の利用となります。

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なお、非常に稀ではありますが個人でも大規模なサイトを複数所持されている場合は、共用サーバーではなくマネージド専用サーバーの利用が必要なケースもあり、この場合はサーバーレンタル代も高くなります。

サービスサイトの場合

サービスサイトの場合も余程ページ数の大きなサイトでもない限りは共用サーバーで利用することができます。

この場合には維持費として以下の項目が必要となります。

    • サーバーレンタル代:22,000円/年
    • ドメイン代:5,500円/年
    • SSL証明書代:50,000円/年

    年間の維持費:60,000円/年

ただし、これはあくまでも自社でホームページ運用を行う場合の維持費となりますので、これに加えて運用代行やサブスク型のツールなどを利用される場合はここにその費用が加算されます。

仮に、月額2,000円/月のツールに加え、年間100万円のコンサルを追加した場合には、維持費は以下のようになります。

    • サーバーレンタル代:22,000円/年
    • ドメイン代:5,500円/年
    • SSL証明書代:50,000円/年
    • ツール代:12,000円/年
    • コンサル費用:1,000,000円/年

    年間の維持費:1072,000円/年

特殊なパターン

ECサイトやキャンペーンサイトの場合は、その規模や普段のアクセス数、そして局所的なアクセス集中の有無によって維持費は大きく変動します。

またピンポイントでサーバー強化を適用させるなど、1年を通して安く済む月もあればオプション適用によって追加費用が発生する月もあったりと費用が上下します。その上下幅もホームページのジャンルや状況によってまちまちです。

以下はその一つの維持費の例となります。

  • サーバーレンタル代:125,000円/年
  • ドメイン代:5,500円/年
  • SSL証明書代:50,000円/年
  • サーバー強化オプション:55,000円/月×2ヵ月

年間の維持費:290,500円/年

記載の通りこの維持費は一例にすぎませんので、ホームページによってはこれよりも大幅に安くなることもあれば、反対に高くなることもあります。

詳細に関しては色々とヒアリングを行った上で見積もりを出す必要があります(無料)。

維持費を適正価格に抑える方法

ホームページの維持費を安くするとそれだけお得感はありますが、必要な費用までも削ってしまうとホームページの効果が半減してしまい、本末転倒になってしまうケースもあります。

しかし、だからと言って必要以上のサービスを利用してしまうと、適正な維持費から大きく外れてしまい利益率を下げる原因にもなるので、維持費を適正価格に抑える方法もご紹介いたします。

適正スペックのサーバ―を選ぶ方法

サーバーやに関しては絶対に適正スペックよりも低いサーバーを利用してはいけません。スペックが足りなければサイトの表示速度やサーバーダウンにみまわれる可能性が生まれ、それが原因でGoogleのクロールから嫌われ検索順位を落とされるきっかけになります。

かと言って必要以上のスペックのサーバーを契約してしまうと、サーバーレンタル代が必要以上に高くなります。

そこで必要なのは、現在利用しているサーバーのリソース監視を行うことです。

リソース監視 | クラウドとレンタルサーバーの KAGOYA

サーバーと一緒にご利用いただく便利なオプションサービスをご紹介しています。

これを行うことで現在のサーバーがオーバースペックなのか、曜日や時間帯によってはスペック不足なのかを確認することができます。

ただし、条件として既にサーバーをレンタル利用していて、かつそのサーバーのオプション等でリソース監視ができる環境である必要があります。

もし、これからサーバーの契約を検討されている場合はリソース監視という手段は用いることができませんので、この場合は構築予定のホームページの種類やどれ位の規模にしたいのかを伝えて最適なサーバーを提案してもらう方法が確実です。

外注関連は賢く利用すべき

ホームページの維持費の中でも比較的高単価になりやすい外注関連についても、サーバーと同じことが言えます。

基本的に自社もしくは自分で手に負えない部分に関しては、外注を利用することで確実により良いホームページ運用が可能となります。ここを無理して内製で進めてしまうと、リカバリーに多くの時間と手間を割かなければいけない状況になることもあります。

しかし、自社対応でも専門の技術者が行うレベルと同等の作業が可能であれば、わざわざそれを外注する必要はありません。もちろん「時間を買う」という意味合いで利用することも有効ですが、単に「おまとめパックになっているから」という安易な理由では利用すべきではありません。

他にも自社で運用することによるノウハウの蓄積も手放してしまうことになりますので、利用する場合はよく検討してから利用されることが推奨されます。

保守管理周りの整理

ホームページのセキュリティを固めることは非常に重要なことです。特にサイト訪問者に個人情報などの入力を求める機会があるホームページの場合は尚更です。

ただ、この分野は専門用語も多く、完全に理解されていない管理者も多いことから「パスワードさえ厳重に管理していれば大丈夫だろう」とセキュリティを疎かにされるケースもあります。しかし、実際はパスワードの徹底管理に関わらず、ホームページに使用しているCMSなどの脆弱性ついた攻撃により被害にあわれる場合もあります。

反対に、そういった不正アクセスやサイト改ざんなどを意識しすぎてセキュリティ関連のツールやサービスを複数契約されると維持費が不必要に高くなります。特に同種のセキュリティ対策を複数のサービスやツールで実行してしまうと、あまりにも非効率です。

実際に、契約しているレンタルサーバー側で無料のIPSやWAF、有料だが安価な脆弱性診断といったオプションが存在していることに気付かず、有料の外部サービスを契約してしまっているという実例もあります。

そのため保守管理周りに関しては不足が無いように、そして重複していないかを改めて整理する必要があります。

まとめ

ホームページの維持費には、どんなホームページであっても「サーバーレンタル代」「ドメイン代」「SSL証明書代(任意)」は共通して必要になります。

しかし、それ以外の維持費の項目に関しては、ホームページの種類や運用方法などによって千差万別です。更にサイトの規模感や導入するツールやサービスによっても、維持費は大きく変動します。

個人サイトやコーポレートサイトであれば維持費も比較的安価に抑えることができますが、規模の大きなサービスサイトやECサイト、その他アクセス数の推移が年間を通して大きく変動するようなサイトともなると最適な維持費がどれ位なのかといった判断が難しくなります。

そういった場合は、闇雲にネット検索を行うよりも実際に見積もりを出してもらった方が確実に効率が良いので、迷ったらとりあえず相談することが推奨されます。

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