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メールのエラーコード一覧|配信失敗の理由と対策

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メールのエラーコード紹介

メールは様々な要因から送信に失敗して、エラーコードが出力されることがあります。

この場合、何の情報もない状態ではエラーになった原因の特定は難しいですが、送信失敗により吐き出されたエラーコードを確認することができれば、原因の特定が容易になります。

そこで、この記事ではメールのエラーコードの一覧に加えて、それぞれのコードに対応した理由と対策をご紹介します。

メールのエラーコードとは?

まずは、そもそもメールのエラーコードを見た事がない、存在自体知らないという方のために簡単にご紹介します。

エラーコードについて

冒頭でもご紹介の通り、メールの送信は様々な要因から失敗することがあります。

これはメールの設定や宛先、経路など、どこかしらでエラーが発生していることが考えられます。その際に、どこでエラーが発生しているのか、どういったエラーなのかを明示するエラーコードがバウンスメールとして返ってきます。

このエラーコードはエラーが発生している場所や内容によって異なるコードが表示されますので、これを確認することで原因の特定と実施すべき対策が明確になります。

エラーコードはどこで確認できる?

そんなメールのエラーコードですが、どこから確認できるのかも事前に把握しておきたい部分です。

これに関しては前述でも少し触れている通り、バウンスメールすなわち自動で返ってくるメールから確認することができます。

実際のバウンスメール

このバウンスメールの左下に「失敗理由」という項目があり、その後ろに書かれている554という数字がエラーコードとなりますので、ここで確認が可能です。

エラーコードのルール

メールのエラーコードは、正しくはSMTPステータスコードという名称で、RFCに定義されているものには一定のルールが存在します。

エラーコードのルール
  • エラーコードは3桁の数字
  • 左の数字は正常か異常かなどを示す
  • 真ん中の数字はエラーや応答の場所を示す
  • 右の数字は具体的なエラーの内容を示す

エラーコードの一覧を確認すれば、原因と対策は可能になりますが、このルールを把握できていれば一目である程度の予測を行うことができます。

左の数字の場合真ん中の数字の場合
0文法に関するエラー
1ステータスやヘルプ要求への応答
2成功通信チャネルに関する応答
3成功、続きのデータ要求
4一時的なエラー
5永続的なエラー受信側メールシステムの問題など
具体的なエラーコードの意味

メールのエラーコード一覧

それでは、ここからはメールのエラーコードを一覧でご紹介します。

先頭が4から始まる一時的なエラーコード

エラー
コード
エラー内容対策
421送信側のメールサービスが利用できない、
もしくはメールサーバーがシャットダウンする。
送信側のメールサーバーをチェック。
サーバーがダウンしていないか、
契約が切れていないかなども確認する。
450受信側のメールボックスが
ロックされているなどの理由で
実行できない。
メール以外の方法で相手に連絡し、
メールボックスの空き状況などを
確認してもらう。
451サーバーエラーが発生。
基本的に受信側のサーバーに問題がある。
少し時間をおいて、再度メール送信を試みる。
改善しなければメール以外の方法で
相手に連絡して確認をしてもらう。
452ストレージ不足により、
メールが送信できない。
メール以外の方法で相手に連絡し、
メールボックスの空きを確保してもらう。
455一時的にサーバーで問題があり、
コマンドの処理が進まない。
しばらく時間を空けてから再度送信、
改善しない場合はサーバーの再起動を行う。

先頭が5から始まる永続的なエラーコード

エラー
コード
エラー内容対策
500構文に問題があり、
サーバー側でコマンドを認識できない。
送信メールに用いられている
構文の見直し、修正。
501コマンドのパラメータだったり、
引数で構文エラーがある。
コマンド等をカスタマイズしている場合、
デフォルトの状態に戻す。
変更を加えていない場合は、オプションや
ツールの干渉が起きていないかチェック。
502指定したSMTPコマンドが
そもそも実装されていない。
SMTPコマンドを実装する。
503SMTPコマンドのシーケンスに
問題がある。
SMTPコマンドを変更する。
504指定したSMTPコマンドの
パラメータが実装されていない。
パラメータを実装する、
またはSMTPコマンドを変更する。
541送信先のアドレスで
メールが拒否される。
送信先のメールアドレスに
誤りがないか確認する。
問題ない場合は、
メール以外の方法で相手に情報共有。
550送信先のメールボックスが見つからない
もしくは迷惑メール判定等で利用できない。
メール以外の方法で相手に
エラーの内容を共有する。
551受信サーバーにて送信先にあたる
受信者が存在しない。
[forward-path]に記載のアドレスへ
メール送信を試みる。
552相手のメールボックスに空きがない。メール以外の方法で相手に連絡し、
メールボックスの空きを確保してもらう。
553送信先にメールボックス自体が存在せず、
コマンドが停止した。
メール以外の方法で相手に
エラーの内容を共有する。
554接続開始時に処理が失敗様々な要因が考えられるため、
SMTP認証の設定や接続状況などを確認。
注意点

上記のエラーコード一覧は参考値となっていますので、送信先の応答次第ではご紹介のエラーコード以外のコードが返ってきたり、一覧にあるコードでも異なる内容が返ってくる場合があります。

【例】同じ「エラーコード:554」でも、以下のようなパターンがあります。
・554 5.7.1 Relay access denied→SMTP認証の未設定が原因
・554 Cannot send message due to possible spam→迷惑メール送信防止機能により処理が失敗

独自採番が用いられているエラーコード一覧

メールのエラーコードについて、上記でご紹介したエラーコードに該当しないケースがあります。

それはいくつかのメールサービスにて独自で採番されているエラーコードです。

ここでは、代表的なメールサービスで採番されている独自のエラーコードをご紹介します。

Yahoo!メールのエラーコード

クリックでYahoo!メールのエラーコード一覧を表示する
エラーコードエラー内容
441:Sorry, I wasn’t able to establish an SMTP connection.I’m not going to try again; this message has been in the queue too long.送信先サーバーは確認できるため、送信先のメールアドレスが間違っている可能性がある。
443
CNAME lookup failed temporarily.
I’m not going to try again; this message has been in the queue too long.
送信先のドメインが不正であるため、メールアドレスが間違っている可能性がある。
550
IPアドレス does not like recipient.
Remote host said: 550 Requested action not taken: mailbox unavailable Giving up on IPアドレス
送信先アドレスのメールボックスが何らかの理由により使用不可。
550
IPアドレス does not like recipient.
Remote host said: 550 … User unknown
Giving up on IPアドレス
送信先アドレスが間違っている、もしくは別のアドレスに変更されている可能性がある。
550
Connected to IPアドレス but sender was rejected.Remote host said: 550 Access denied
送信メールのアドレスが拒否。
受信拒否設定を行われている可能性が高い。
550
IPアドレス does not like recipient.
Remote host said: 550 Invalid recipient:
Giving up on IPアドレス
送信先が不正。
送信先のアドレス間違いの可能性が高い。
521
smtp.mail.yahoo.co.jp closing transmission channel. This ip address is blacklisted.
SMTPの送信メールのIPアドレスがブラックリストに該当する。
521
ybbsmtp.mail.yahoo.co.jp closing transmission channel. This ip address is blacklisted.
YBBSMTPからの送信メールのIPアドレスがブラックリストに該当する。
521
smtp.mail.yahoo.co.jp closing transmission channel. This mail is regarded as spam.
送信メールがスパムメールと判定された。
521
ybbsmtp.mail.yahoo.co.jp closing transmission channel. This mail is regarded as spam.
YBBSMTPからの送信メールがスパムメールと判定された。
554
Cannot send message due to possible spam
迷惑メール送信防止機能により、送信停止制限がかかっている可能性がある。

Gmailのエラーコード

クリックでGmailのエラーコード一覧を表示する
エラーコードエラー内容
421, “4.3.0”
Temporary System Problem.
Try again later
システムに一時的な問題が発生。
しばらくしてから再度試す必要がある。
421, “4.4.5”
Server busy, try again later.
サーバーがビジー状態。
しばらくしてから再度試す必要がある。
421, “4.7.0”
IP not in whitelist for RCPT domain, closing connection.
IPがRCPT ドメインのホワイトリストになく、
接続が切断された。
421, “4.7.0”
Our system has detected an unusual rate of unsolicited mail originating from your IP address.
To protect our users from spam, mail sent from your IP address has been temporarily blocked.
For more information, visit Prevent mail to Gmail users from being blocked or sent to spam.
送信メールサーバーのIPアドレスから大量の迷惑メールが検出。
一時的に当該IPアドレスからの送信メールがブロックされた。
421, “4.7.0”
 Temporary System Problem.
Try again later.
システムの一時的な問題。
しばらくしてから再度試す必要がある。
421, “4.7.0”
TLS required for RCPT domain,
closing connection.
RCPTドメインにTLSがないため、接続が切断された。
421, “4.7.0”
Try again later, closing connection.
通常はHELO のステージでDoS攻撃を受けている(SMTPリレーへのサービス拒否)場合に該当する。
しばらくしてから再度試す必要がある。
450, “4.2.1”
The user you are trying to contact is receiving mail too quickly.
Please resend your message at a later time.
If the user is able to receive mail at that time,
your message will be delivered.
For more information,
visit Limits for sending & getting mail.
受信側が短期間に大量のメールを受信している状態。
しばらくしてから再度試す必要があり、受信側がメールを受け取れる状態であれば送信が可能。
450, “4.2.1”
Peak SMTP relay limit exceeded for customer.
This is a temporary error.
For more information on SMTP relay limits,
please contact your administrator or visit SMTP relay service error messages.
SMTPリレーの上限を超えたため、一時的にエラーが発生。
451, “4.3.0”
Mail server temporarily rejected message.
メールサーバーで一時的にメールが拒否。
451, “4.3.0”
Multiple destination domains per transaction is unsupported. Please try again.
トランザクションごとの複数の送信先ドメインでしばらくしてから再度試す必要がある。
451, “4.4.2”
Timeout – closing connection.
タイムアウトにより、接続が切断。
451, “4.5.0”
SMTP protocol violation, visit RFC 2821.
SMTP プロトコル違反によるエラーが発生。
452, “4.2.2”
The email account that you tried to reach is over quota.
Please direct the recipient to Clear Google Drive space & increase storage.
受信側のメールボックスの受信容量が不足してる。
メール以外の方法で相手にエラーの内容を共有する。
452, “4.5.3”
Domain policy size per transaction exceeded,
please try this recipient in a separate transaction.
受信者側のメールポリシーで設定されているサイズ(ポリシーのサイズ、ポリシーの数、またはその両方)を超過している。
452, “4.5.3”
Your message has too many recipients.
For more information regarding Google’s sending limits,
visit Limits for sending & getting mail.
メールの宛先の数が超過したことによるエラー。
454, “4.5.0”
SMTP protocol violation,
no commands allowed to pipeline after STARTTLS, visit RFC 3207.
SMTPプロトコル違反によるエラー。
STARTTLSの後にはコマンドのパイプライン処理はできないため修正が必要。
454, “4.7.0”
Cannot authenticate due to temporary system problem.
Try again later.
システムの一時的な問題により認証エラーが発生。
しばらくしてから再度試す必要がある。
454, “5.5.1”
STARTTLS may not be repeated.
STARTTLSが繰り返されていない可能性があります。
501, “5.5.2”
Cannot Decode response.
応答の解読に失敗。
501, “5.5.4”
HELO/EHLO argument is invalid.
For more information, visit HELO/EHLO email error.
HELO/EHLO の引数が無効な値になっている。
502, “5.5.1”
Too many unrecognized commands, goodbye.
認識されないコマンドが多すぎる。
502, “5.5.1”
Unimplemented command.
実装されていないコマンドによるエラー。
502, “5.5.1”
Unrecognized command.
認識されないコマンドによるエラー。
503, “5.5.1”
EHLO/HELO first.
最初に EHLO/HELO が必要。
503, “5.5.1”
MAIL first.
最初に MAIL が必要です。
503, “5.5.1”
RCPT first.
最初に RCPT が必要です。
503, “5.7.0”
No identity changes permitted.
ID は変更できません。
504, “5.7.4”
Unrecognized Authentication Type.
認識されない認証タイプです。
530, “5.5.1”
Authentication Required.
認証が必要です。
530, “5.7.0”
Must issue a STARTTLS command first.
STARTTLSコマンドを最初に発行する必要がある。
535, “5.5.4”
Optional Argument not permitted for that AUTH mode.
このAUTHモードでは、任意の引数が使用不可。
535, “5.7.1”
Application-specific password required.
アプリケーション固有のパスワードが必要。
535, “5.7.1”
Please log in with your web browser and then try again.
ウェブブラウザでログインして、もう一度試す必要がある。
535, “5.7.1”
Username and Password not accepted.
ユーザー名とパスワードの認証失敗によるエラー。
550, “5.1.1”
The email account that you tried to reach does not exist.
Please try double-checking the recipient’s email address for typos or unnecessary spaces.
送信先のメール アカウントが存在しない。
送信先アドレスの再確認が必要。
550, “5.2.1”
The email account that you tried to reach is disabled.
このメール アカウントは無効です。
550, “5.2.1”
The user you are trying to contact is receiving mail at a rate that prevents additional messages from being delivered.
受信側が短期間に大量のメールを受信しているため、これ以上のメール受信ができない。
550, “5.4.5”
Daily sending quota exceeded.
1 日あたりの送信容量を超過。
550, “5.4.5”
Daily SMTP relay limit exceeded for user.
ユーザーの 1 日あたりの SMTPリレーの上限を超過。
550, “5.7.0”
Mail relay denied.
メールリレーが拒否されました。
550, “5.7.0”
Mail Sending denied.
This error occurs if the sender account is disabled or not registered within your Google Workspace domain.
送信者アカウントが無効、もしくはGoogle Workspaceドメインに登録されていないため、メール送信が拒否された。
550, “5.7.1”
Email quota exceeded.
メール容量を超過しました。
550, “5.7.1”
Invalid credentials for relay.
リレーのための認証情報が無効です。
550, “5.7.1”
Our system has detected an unusual rate of unsolicited mail originating from your IP address.
To protect our users from spam,
mail sent from your IP address has been blocked.
送信メールサーバーのIPアドレスから異常な数の送信メールをシステムが検出。
該当IPアドレスから送信されたメールが迷惑メールと判定、拒否された。
550, “5.7.1”
Our system has detected that this message is likely unsolicited mail.
To reduce the amount of spam sent to Gmail,
this message has been blocked.
送信メールが迷惑メールの可能性があると検出された。
Gmail側で迷惑メールの量を減らす目的でブロックされた。
550, “5.7.1”
The IP you’re using to send mail is not authorized to send email directly to our servers.
Please use the SMTP relay at your service provider instead.
送信メールサーバーのIPが、Googleの受信サーバーで承認されない。
550, “5.7.1”
The user or domain that you are sending to (or from) has a policy that prohibited the mail that you sent.
Please contact your domain administrator for further details.
送信側もしくは受信側のユーザーまたはドメインにて設定ポリシーによりメール送信が失敗。
550, “5.7.1”
Unauthenticated email is not accepted from this domain.
このドメインからの認証されていないメールは
受信されません。
550, “5.7.1”
Daily SMTP relay limit exceeded for customer.
ユーザーの 1 日あたりのSMTPリレーの上限を超えています。
550, “5.7.26”
Unauthenticated email from <ドメイン名> is not accepted
due to domain’s DMARC policy.
Please contact the administrator of domain-name domain.
If this was a legitimate mail please visit Control unauthenticated mail from your domain to learn about the DMARC initiative.
送信ドメイン認証であるDMARC ポリシーによってドメインの承認に失敗。
DMARCの導入もしくは設定の見直しが必要。
550, “5.7.26”
This message does not have authentication information
or fails to5.7.26 pass authentication checks.
To best protect~
このメールには認証情報がないか、認証チェック(SPF または DKIM)に失敗。
552, “5.2.2”
The email account that you tried to reach is over quota.
送信先のメール アカウントで保存容量が不足しています。
552, “5.2.3”
Your message exceeded Google’s message size limits.
Google のメールサイズの上限を超えています。
553, “5.1.2”
We weren’t able to find the recipient domain.
Please check for any spelling errors,
and make sure you didn’t enter any spaces, periods,
or other punctuation after the recipient’s email address.
受信ドメインが見つかりませんでした。
宛先となるメールアドレスにスペルミスがないか確認する必要がある。
554, “5.6.0”
Mail message is malformed. Not accepted.
メール メッセージの形式が正しくありません。
554, “5.6.0”
Message exceeded 50 hops,
this may indicate a mail loop.
メールのホップ数が50を超過。
メールがループしている可能性があります。
554, “5.7.0”
Too Many Unauthenticated commands.
承認されないコマンドの数が多い。
555, “5.5.2”
Syntax error.
構文エラー。

Outlookのエラーコード

クリックでOutlookのエラーコード一覧を表示する
エラーコードエラー内容
421 RP-001Outlookサーバーに接続しているメールサーバー IP が、許可されたレートの制限を超過。
421 RP-002Outlookサーバーに接続しているメールサーバー IP が、この接続に関して許可されたレートの制限を超過。
421 RP-003Outlookサーバーに接続しているメールサーバー IP が、許可された接続の制限を超過。
550 SC-001Outlookのメールポリシー違反によって拒否。
違反内容はメール本文や件名が迷惑メール判定を受けたり、送信メールのIP/ドメインの評価など多岐に渡る。
550 SC-002Outlookのメールポリシー違反によって拒否。
違反内容はメールサーバーのIPが、名前空間のマイニング動作を示しているため。
550 SC-003Outlookのメールポリシー違反によって拒否。
IPアドレスがオープンプロキシまたはオープンリレーと示されているため。
550 SC-004Outlookのメールポリシー違反によって拒否。
この IP アドレスから送信されたメールに関する苦情により受信拒否。
Junk E-Mail Reporting Program (JMRP) への参加を推奨。
550 DY-001Outlookのメールポリシー違反によって拒否。
動的IPからメール送信されたことが受信拒否の理由となっている。
※一般的に動的IPは未認証のSMTPメールの配信に利用されない。
550 DY-002Outlookのメールポリシー違反によって拒否。
サーバーまたはPCが不正利用もしくはウイルス感染の可能性がある。
550 OU-001Outlookのメールポリシー違反によって拒否。
spamhausのブラックリストに該当している。
550 OU-002Outlookのメールポリシー違反によって拒否。
違反内容はメール本文や件名が迷惑メール判定を受けたり、送信メールのIP/ドメインの評価など多岐に渡る。

エラーコードが出たらすぐに対策が必要

メールでエラーコードが返ってきた場合、それが重要なメールであれば誰しもがすぐに対応されますが、重要度が低いメール送信の場合は対応を先延ばしにしてしまうことがあります。

しかし、メール送信でエラーコードが返ってきた場合は、とある理由からメール自体の重要度に関わらず迅速な対応が推奨されます。

というのも、メール送信を行いエラーコードが返ってきてしまうと、単にメール送信が失敗しただけではなく、送信メールのドメインやIPアドレスの評価が下がるというデメリットも発生します。

もちろん、エラーコードが返ってきて即対応・改善した場合は気にする必要はありませんが、それを放置して何度もエラーコードが返ってきている状態になると、スパマーや迷惑メール送信者と認識されます。

特にメルマガなどのメールマーケティング事業を行っている場合は一度に大量にメール送信を行うため、短期間でもエラーコードを放置すると正常に配信できていた送信先へも届かなくなります。

更に厄介なことに、一度でもスパマーや迷惑メール送信者と認識されてしまうと、その後にエラーコードの対応を完璧に実施したとしても評価の回復までに半年~1年という長い期間を要すため、軽視することはできません。

エラーコードの種類に注意

メールのエラーコードの中でも、受信側の迷惑メール設定が原因のエラーコードの場合は注意が必要です。

稀にポツンと1件発生する位の頻度であればある程度は仕方ありませんが、あまりにも大量に発生する場合はメール配信の頻度やメールの内容に問題があるケースも考えられます。

その場合、エラーコードへの対応が完璧であっても、迷惑メールとしての報告が多いことからブラックリストに入れられてしまうリスクがあります。

そのため、単にエラーコードの対応を行うだけではなく、エラーコードの種類に沿って適切な対応を行う必要があります。

まとめ

メールのエラーコードは事前にある程度予防策を講じることはできますが、突発的に発生するケースが多いです。

特に、メール送信側ではなく受信側が要因で発生するエラーコードに関しては、こちらで対策のしようがありませんので仕方がない部分と割り切る必要があります。

とはいえ、返ってきたメールのエラーコードを放置してしまうと、スパマー判定など更に厄介な状況に発展してしまうため、迅速に対応を行いましょう。

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