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ChatGPTで画像生成ができる?オススメの使い方と一緒に紹介

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ChatGPTで画像生成

生成AIであるChatGPTは今やビジネスシーンでも利用されることがあるほどのツールとなりました。

その利便性は日に日に向上しており、中にはChatGPTで画像生成ができないかと検討されている方もいるでしょう。

この記事では、そんなChatGPTを利用した画像生成の可否や有効活用の方法についてご紹介します。

ChatGPTで画像生成はできる?

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早速ではありますが、ChatGPTを使って画像の生成が可能かどうかについてご紹介していきたいと思います。

現時点では不可能

結論から言いますと、この記事を作成している2023年10月時点ではChatGPTを使って画像生成を行うことはできます。

既にChatGPTを利用したことがある方であればご存じかと思いますが、現時点ではChatGPTはテキストベースの回答しか返すことができません。

そのため、単なる文章での返答だったり、システムのコードを代わりに書いてもらうといった使い方は可能ですが、画像や音楽、映像といったテキスト以外の形式での対応が必要な要望には応えることができません。

今後は生成できる可能性もある

現時点ではChatGPTを使って画像生成はできませんが、今後については断言できません。

というのも、現在AI領域はすさまじいスピードで成長しており、ChatGPT自体もかなりのスピードで進化を続けています。それこそ、タイミング次第では毎週新機能が追加される可能性もありますので、今後はChatGPTだけ、もしくは新しく登場するプラグインを利用することでChatGPT上で画像生成ができるようになる可能性はあります。

ただし、そういった新しく追加された機能は基本的に有料プランのユーザーが先に利用できるようになりますので、無料アカウントで画像生成機能を希望されている場合は別の手段を検討すべきでしょう。

おすすめ画像生成AIとその特徴

前述でご紹介の様に、現時点ではChatGPTで画像生成はできません。

しかし、他の生成AI系の中には画像生成が可能な生成AIが複数存在し、スマホアプリやブラウザなど様々なプラットフォームで利用することができます。

ブラウザで利用できるの画像生成AI

まずは、ブラウザ上で画像の生成が可能なAIについてご紹介します。

有名どころでいえば、以下の様な画像生成AIがブラウザ上で使用できる代表例となります。

  • Adobe Firefly
  • Bing Image Creator
  • Stable Diffusion Online
  • Canva
  • DreamStudio

Adobe Firefly

Adobe Fireflyは名前の通りAdobeから出ている画像生成AI。

利用にはAdobeアカウントが必要ですが、無料で利用可能。

テキスト入力で画像生成が可能で、Adobe FireflyをAdobeの各アプリで利用することできます。

Bing Image Creator

Bing Image CreatorはMicrosoftが提供している画像生成AIです。

名称の通りBing経由で利用する必要があるツールであるため、Microsoft Edgeにログインしている状態で試すことができます。

作成したい画像をイメージした指示文(プロンプト)を入力することで、内容に沿った画像を4枚まで作成できるだけではなく、プロンプトのサンプルも用意されていますのでかなり手軽に画像生成AIを触ることができます。もちろん無料です。

Stable Diffusion Online

Stable Diffusion Onlineは利用にログイン作業だったり、登録するためのメールアドレスの準備などせずに利用が可能な画像生成AIです。

なお、サイト自体は英語サイトとなっていますが日本語のプロンプトでも実行可能で、3Dだったりアニメ調など生成する画像のスタイルを選択することも可能です。

更にオプションで生成スピードとクオリティの優先度の設定などを行うこともできるため、求めるクオリティ次第では画像生成にかかる時間を短縮させることもできます。

Canva

Canvaは元々は画像や動画の編集ができるツールでしたが、そこに新機能として画像生成AIが組み込まれました。

なお、Canvaでは無料プランだけではなく有料プランも提供されていますが、画像生成AIに関しては無料プランからでも利用できるツールとなっています。

もちろん元々が画像の編集ができるツールですので、AIを使って画像生成するだけではなく、既存の画像や写真を加工する場合でもAIに指示して編集させるといった使い方もできます。

DreamStudio

DreamStudioは上記でご紹介しているStable Diffusion Onlineのオープンβ版として公開された画像生成AIのサービスです。

これまで紹介してきたサービスと同様に普通に便利な画像生成AIではありますが、その料金体系には注意が必要です。

DreamStudioの場合は、画像を1枚生成する度に1クレジットが必要になり、このクレジットの購入は有料となっています。

ただし、初めの会員登録時に無料で25クレジットの配布がありますので、このクレジットを使い切るまでは無料で、それ以降は有料で画像生成を行うことになります。

スマホアプリの画像生成AI

画像生成AIですが最近ではツールやブラウザ版だけではなく、スマホアプリとしてもかなりの数が開発・リリースされています。

  • Stable
  • AIピカソ
  • Picsart
  • AIイラストくん

Stable

Stableは文字や画像からイラスト生成が可能なAIアプリです。

無料で利用できるだけではなく、有料プラン限定といった機能制限もありませんので、初めからこのアプリにあるすべての機能を利用することができます。

開発者は英語表記になっていますが、恐らく日本人かと思われますので、そういった点でも安心して使用できる画像生成AIアプリと言えるでしょう。

AIピカソ

AIピカソは無料で利用できる画像生成AIアプリで、テキストベースのプロンプトで画像を生成できる機能はもちろんのこと、自分の顔写真などをベースにイラストテイストの画像を生成することも可能です。

他にも自分で作成したラフ画を元にAI側で仕上げてくれる機能もあるため、プロンプトで支持を出しても希望の画像が生成されない場合に有効な機能となっています。

Picsart

Picsartは写真加工や動画編集が可能な無料アプリ(App内課金あり)ですが、その中の機能の一つにAIイラスト生成機能が含まれています。

画像生成機能は、テキストのプロンプトで画像を作成することもでき、加工したい画像をアップロードし、それをAI機能を使ってカスタマイズすることもできます。

この2つの機能を同時に使用して、実際に写真の背景をAI作成した背景に置換するといった使い方できるため、割と細部にこだわりたい方に推奨できる画像生成AIアプリとなっています。

AIイラストくん

AIイラストくんは元々は招待制のLINEアプリでしたが、現在は招待無しでも誰でも1日3回までは無料で利用できる画像生成AIとなっています。

人物画像いわゆるアバターの作成はもちろんのこと、イラストや風景もテキストベースのプロンプトで作成することができます。

なお、AIイラストくんはStable Diffusion Onlineと同様にStable Diffusionのシステムを利用し画像生成を行っていますので、その時点でクオリティの高さはある程度は保証されています。

もちろん最終的には、いかに的確なプロンプトで指示できるかによります。

注意

①顔写真の取り扱いについて
スマホの画像生成AIアプリの中には、自分の顔写真をアップロードして画像生成を行うタイプのものが多くあります。
しかし、セキュリティの観点で言えば、そのアプリの運営会社次第では顔写真を悪用される可能性も捨てきれませんので、あまり推奨できる使い方ではありません。もちろん自分の顔写真をイラストテイストにしたいといった要望もあるはずですので、そういった場合は信用できる運営会社のアプリに限定するようにしましょう。

②類似アプリについて
スマホアプリ版の画像生成AIですが、目的のアプリと似たような名称にしてダウンロードさせようとするアプリが多数存在します。
例えば、この記事でもご紹介している「AIピカソ」であればひらがな表記の「AIぴかそ」という別のアプリも存在しますので、間違えて違うアプリをダウンロードしてしまわないよう注意が必要です。
ちなみに、判別が難しい場合はダウンロード数や評価点、リリース日を比較すると見分けやすくなっています。

画像生成でChatGPTを有効活用する方法

上記のブラウザサイトもしくはアプリを使用することで、ChatGPTなしでも画像生成を行うことができます。

しかし、前述でも少し触れているように、これらの画像生成AIは基本的に英語圏などで開発されているもの、もしくはその根幹となるシステムは英語圏のAIを使用しているため、日本語のプロンプトでは正確な指示が出せないケースがほとんどです。

そこで、ChatGPTを画像生成AIと併用させることで、更にクオリティをあげることができるようになります。

日本語プロンプトと英語プロンプトの差

まずは、実際に日本語でプロンプトを記述して指示した場合と、英語でプロンプトを記述して指示した場合とで、生成される画像でどの程度の差が生まれるのかをご紹介します。

日本語プロンプトで「サッカー場で寝転ぶ猫」と指示した場合ですが、以下の様に「猫」以外の要素はすべて反映されていない画像が生成されました。

対して、英語で「A cat lying down on a soccer field」というプロンプトを作成し、これで指示を出した場合では以下の様にしっかりと寝転んでいる猫の画像が生成されました。

サッカー場という指示も芝生であることからサッカー場であることが推測できますので、やはり英語のプロンプトの方が指示を的確に受け取り画像生成させることができました。

プロンプト自体をChatGPTで作る

上記の様に、画像生成AIをより正確に扱うには英語のプロンプトでの指示が推奨されます。

しかし、英語が母国語の方であればまだしも、英語が苦手な人が多い日本人にとっては英語プロンプトの作成自体が難しいということもあります。

そこで活躍するのがChatGPTです。

ChatGPTで日本語のプロンプトを英訳するように指示を出せば、それだけで英語のプロンプトを作成することができます。

なお、上記の画像は有料プランのGPT-4を利用していますが、英訳であれば無料プランでも問題なく利用できます。

プラグイン利用で正確性UP

日本語プロンプトのChatGPTを使った英訳ですが、上記のような簡単なプロンプトであればそのままChatGPTに英訳を依頼するだけで問題ありません。

しかし、より複雑なプロンプトを英訳するとなると、元々の日本語のプロンプトのクオリティも必要になってきますが、我々のような一般人ではAIが理解しやすいプロンプトを作成するのは難しいです。

こういった場合は、ChatGPTのプラグインの一つである「Photorealistic」という画像生成AI用に最適なプロンプトを作成できる機能を使うことで解決できます。

注意点としては、プラグイン自体は無料ですが、プラグインを適用させるには有料プランであるChatGPT Plusである必要があります。

まとめ

ChatGPTの進化はめまぐるしいスピードですが、残念ながらこの記事を作成している時点ではChatGPTの単体で画像生成を行うことはできません。

代わりにその領域に特化した画像生成AIのツールが数多くリリースされていますので、基本的にAIによる画像生成に困ることはありません。

ただし、これらの生成AIは英語でのプロンプトでその真価を発揮しますので、指示を出す場合は日本語ではなくChatGPTなどで翻訳した英語プロンプトで行うことで格段に生成される画像のクオリティをあげることができます。

画像生成をAIに任されたいと検討されている方は無料で使えるツールばかりですので、試しに触ってみるのも良いでしょう。

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