| 会社名 | 株式会社ソフテック |
|---|---|
| 事業内容 | 図書館・学校・企業向け図書業務システムの提供事業(図書館システム「LibMax」、蔵書検索システム「LibFinder」など)、システム開発・クラウド運用・サポート事業など |
| 企業URL | https://libmax.com/ |
- KAGOYA CLOUD VPS
- VPS
- コストの最適化。固定料金で運用でき、AWSで同等の構成を組む場合と比べても高い費用対効果を実現できる点。
- 電話で直接相談できるサポート体制。障害時や不明点が生じた際にも、メール中心のやり取りでは得にくい安心感がある点。
- フロントはAWS、バックエンドはKAGOYA CLOUD VPSという形で、拡張性とコストのバランスを取りながら適材適所に活用できる点。
ソフテック様は、図書館・学校・企業向けの図書業務システムを中心に、システム開発からクラウド運用、サポートまでを一貫して提供されています。
近年は、サービスの安定運用を維持しながら、継続的なインフラコストや管理負荷の最適化を進める中で、KAGOYA CLOUD VPSの活用を拡大し、現在はAWSとKAGOYA CLOUD VPSを役割に応じて使い分ける構成を採用されています。
今回は、その背景や導入効果、今後の展望について詳しくお話を伺いました。
御社の事業内容と、インフラの利用状況を教えてください。
図書館システムを中心に、
開発から運用・サポートまでを一貫して提供
弊社は、図書館・学校・企業向けに図書業務システムを提供している会社です。主力サービスとしては、図書館システム「LibMax(ライブマックス)」や、蔵書検索システム「LibFinder(ライブファインダー)」などがあり、日々の現場業務を支える仕組みづくりに取り組んでいます。
単にシステムを開発するだけでなく、クラウド環境の構築や運用、サポート、セキュリティ対策、バージョンアップ対応まで含めて継続的に支援している点が特徴です。
また、近年はオンプレミス中心だった提供形態から、クラウドサービスとしての提供へとシフトを進めています。全国の図書館や学校などに向けてサービスを展開する中で、現在は約250台規模のサーバーを運用しており、内製の開発チームでインフラ管理も担っています。
こうした背景から、安定性と継続運用のしやすさは、インフラ選定において非常に重要なテーマになっています。
VPS導入前はどのような環境で、どのような課題がありましたか。
AWS中心の構成で、
コスト変動と運用負荷の見直しが課題に
従来はAWSを中心に、一部オンプレミスも含めた構成でインフラを運用していました。
AWSは柔軟性や拡張性に優れており、必要な機能を組み合わせて高度な構成を取れる点に大きな魅力があります。その一方で、従量課金型であるため、利用状況や為替の影響によってコストが変動しやすく、継続運用の中で予算を見通しづらいという課題がありました。
実際に、AWSを使い始めた当初と比べて為替環境が大きく変化し、想定していたコスト感とのズレが生じています。さらに、サービス数の増加に伴ってサーバー台数も増え、構成の複雑化や確認範囲の拡大によって、運用管理や障害対応の負担も徐々に高まっていきました。
新しいサービスが次々に登場するAWSの特性は魅力でもありますが、それを使いこなすための学習コストも無視できず、自社にとって本当に必要な機能とコストのバランスを見直す必要がありました。
KAGOYA CLOUD VPSを検討・選定した理由を教えてください。
分かりやすい料金体系と
電話で相談できるサポート体制を評価
KAGOYA CLOUD VPSに興味を持ったきっかけとして、まず挙がったのが価格帯の魅力です。
弊社では、他社サービスと比較しながらスペックや使い勝手を確認したうえで、「この価格でこの性能が使えるなら十分に検討に値する」と判断しました。固定料金で継続運用しやすく、コストの見通しが立てやすい点は、台数規模の大きい運用において特に重要でした。
加えて、選定理由としてサポート面についても魅力に感じました。
インフラ運用では、障害時や不明点が生じた際に、どれだけ迅速に状況確認や相談ができるかが重要になります。以前に別の国内事業者も使ったのですが、障害発生時に連絡がとれなかったり、たらいまわしで解決に至らなかったりといった経験もしてきましたが、その点KAGOYAでは電話で直接相談できる体制があり、メール中心のやり取りでは得にくい安心感があると評価しました。
単に価格だけでなく、実際の運用時に頼れる窓口があることも、継続利用の判断材料になりました。
現在はどのような構成で利用されていますか。
フロントはAWS、
バックエンドはKAGOYA CLOUD VPSのハイブリッド
現在は、AWSとKAGOYA CLOUD VPSを役割ごとに使い分けるハイブリッド構成を採用しています。
フロント側にはAWSを活用し、WAFやGuardDuty、ロードバランサーなどのクラウドサービスを利用。
バックエンド側ではKAGOYA CLOUD VPSを活用し、Webサーバーや一部データベースサーバーを運用することで、拡張性・セキュリティ・コストのバランスを取っています。

この構成により、AWSの強みである高度なクラウドサービスを必要な箇所に限定して利用しつつ、バックエンドは固定費で運用しやすいVPSで支えることができます。
また、バックアップについては、KAGOYA CLOUD VPS上のデータベースをAWSのS3へ退避するなど、サービス特性を活かした設計も行っています。こうした構成は特定の業種やシステムに限らず、技術的にはさまざまな法人システムで応用可能な考え方だと考えております。
移行はどのように進めましたか。
影響の小さい領域から段階的に移行し、
無理のない最適化を推進
移行は、一度に全面切り替えを行うのではなく、既存サービスへの影響を抑えながら段階的に進めました。
事前に検証環境で十分な確認を行い、影響範囲の小さいシステムから順に移行することで、安定運用を維持しながら構成の見直しを進めています。現在は、約70台規模でKAGOYA環境への移行を進めているサーバー群があります。
サーバー構築やデータ移行も含めて内製で対応しておりますが、移行そのものに大きな苦労はありませんでした。
導入後の効果はいかがでしたか。
年間コストは約800万円規模から約400万円規模へ。
見通しやすさも向上
導入効果として最も大きかったのは、やはりコスト最適化です。
従来、AWS中心で運用していた際には年間約800万円規模だったインフラコストが、構成の見直しとKAGOYA CLOUD VPSの活用によって、現在は年間約400万円程度まで最適化できる見込みです。KAGOYA CLOUD VPSであれば固定料金で運用できるため、月々のコストが把握しやすくなり、予算計画も立てやすくなりました。
また、評価したのは価格だけではなく、サーバースペックに対する費用対効果の高さについても非常に魅力に感じました。
実際、一部構成ではAWSで同等の構成を組むと月額5万円程度になるものが、KAGOYA CLOUD VPSでは1万円未満に収まるケースもあります。必要な機能を見極めたうえで、過剰なサービス群に振り回されず、自社に合った構成を取りやすい点もメリットとして感じています。
さらに、運用品質の面でも手応えを感じています。
弊社では、AWS側・KAGOYA側ともに100台規模での活用がある中で、KAGOYA CLOUD VPSについては現時点で大きな問題を感じていません。コストだけでなく、継続運用の安心感という面でも、導入効果を実感しています。
KAGOYA CLOUD VPSの評価と、今後期待することを教えてください。
費用対効果の高い選択肢として評価。
今後は管理性の向上にも期待

KAGOYA CLOUD VPSについては、全体として「コストパフォーマンスと運用性のバランスが良いサービス」と評価しています。
特に、固定費で安定運用しやすいこと、電話で相談できる体制があること、そして必要十分な性能を低コストで利用できることが、大きな価値として感じています。
今後は、現在KAGOYA側に寄せている「LibFinder」に加え、別サービスの基盤についても移行を検討していきたいです。

